〜新年のご挨拶〜
「新年にあたり目標を立て良い医療の実践を」
皆様、新年あけましておめでとうございます。令和6年、2024年の幕開けにあたり、それぞれが新たな希望と活力に満ちた年を迎えていらっしゃることと存じます。本年は辰年、昇龍の象徴するように、私たちの目標は、水面から飛び立つ龍のように高く、そして富士山を目指して力強く進んでいくことです。富士山は我々の目指す高みを、宝玉はその達成への強い意志を象徴しています。
東員病院として、本年も認知症疾患医療センターとして高品質な医療を提供する責任を果たしていきます。それには、職員一人ひとりが専門性を高め、目標達成に向けて努力することが重要です。新しい資格の取得、技術の向上、失敗を減らす工夫など、それぞれの目標を持ち、医療者としての成長を目指しましょう。これは病院全体のサービス向上に繋がり、東員病院を認知症治療の優れたブランドへと導きます。皆様の強い意志が、この目標達成への鍵となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
また、医療DXの推進に関しても触れさせていただきます。これは、医療・介護分野での情報共有やデータ管理を効率化し、より良質なケアを実現するための重要な取り組みです。今後、①全国医療情報プラットフォームの創設、②電子カルテ情報の標準化等、③診療情報診療報酬改定DXが計画されています。オンライン資格確認のネットワークを拡充して、レセプトや特定健診などの情報、予防接種、電子処方箋、自治体健診情報、退院サマリーや診療情報提供書など医療全般の情報を共有・交換できることになります。我々東員病院も、電子カルテはもちろん、マイナンバーカードを使った診療申込みなど、医療DXに積極的に貢献していきます。これにより、患者様に安心して頂ける診療と、効率的な情報共有が可能となります。
令和6年が皆様にとって素晴らしい一年となりますように。今年も変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。
東員病院・認知症疾患医療センター 院長 山内 一信