新しい認知症観をご存知ですか?
2024年1月1日に施行された認知症基本法にもとづき、2024年12月に認知症施策推進基本計画が閣議決定されました。この基本計画では認知症の当事者を含めた国民一人一人が「新しい認知症観」に立ち、認知症の当事者が自らの意思によって、多様な主体とともに日常生活および社会生活を営むことができる共生社会を創り上げていく必要があると記されています。
新しい認知症観とは、認知症になっても、一人ひとりが個人としてできることややりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方です。これは、認知症を単に介護の対象として捉えるのではなく、認知症の人も社会の一員として尊重し、その個性と能力を活かせるように社会全体で支え合う共生社会を目指すものです。
「認知症になっても、まだまだできることがたくさんある」と思えるように、当院においても本人主体の支援、認知症の早期診断と早期支援を行っていきます。認知症に関する知識の普及啓発も行っており、5月23日に、いなべ市の民生児童委員の総会で認知症の講演を行いました。認知症をより良く理解し、認知症の人ともに生活していける共生社会の実現を目指していきましょう。
〜職員談話室〜
今年の1月に3病棟に配属となりました佐野です。以前は一般病棟でパート勤務をしていました。認知症及び精神疾患特有の患者様とのコミュニケーションの難しさを感じたり、新しく覚える仕事内容がたくさんあって、日々大変だと感じることも多いですが、スタッフの方々が優しく丁寧に教えて下さるので、早くスムーズに仕事ができるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
看護師 佐野 綾香
マイナ保険証が利用できます
既存の健康保険証は2024年12月2日に新規発行・再発行が終了となり、マイナンバーカードを基本とする仕組みに変わりました。当院では「マイナンバーカード」を「健康保険証」としてご利用いただけます。
※ご利用には「初回登録」が必要ですが、当院窓口にて行えます。(登録は数秒で完了します)
ご不明な点があれば受付にてお気軽にお問合せください。