~心に響く医療を~
皆さん、明けましておめでとうございます。良い新年をお迎えのことと拝察いたします。
さて東員病院は一昨年電子カルテシステムを導入し、病院のIT化が一気に進みました。これによって情報は正確に伝達され、各職種間での情報共有化が実現し、診療情報の保管の効率化も進みました。勿論、まだまだ改善点もありますがおいおい解決されてゆくことと思います。
さて今年はITを基にさらに飛躍したいと思います。私たちの医療は通常のプロトコール(手順)に従って行われています。いわゆる標準プロトコールに従って行うことによりそれなりの医療・看護のレベルは達成され、それで満足してしまいます。プロトコールに慣れてしまいますと日常業務は惰性に流れ、気の緩みが生じ、医療の質や安全性にも影響が出てきます。時には私たちの行っている現状を見直し、省み、あるべき姿を考えてゆきたいと思います。
そのためには自分たちだけの評価でなく第三者の評価も必要になってくるかもしれません。
年のはじめに当たり自分たちの行っている医療・ケアが惰性に流されていないか、すなわち気が入っているかどうかをよく見直して、患者さん、ご家族の方々、そして医療スタッフの皆さんのすべての心にひびく医療を行ってゆこうではありませんか。
どうぞ本年が飛躍ある歳になりますよう一層のご協力をよろしくお願い申し上げます。
院長 山内 一信